紫外線に強い色と塗料選びのポイントとは?外壁の色あせを防ぐ塗料選びもご紹介!
2024.01.15 (Mon) 更新
建物の外壁塗装は、美観と耐久性を維持する上で重要な要素です。
特に紫外線による色あせは、外壁の見た目に大きな影響を及ぼし、その対策は多くの実用主義者にとって重要な関心事です。
そこで今回は、外壁の美観を長期にわたって保つための紫外線に強い色の選び方と、色あせにくい塗料の選び方について解説します。
Contents
□紫外線に強い色はどんな色?
*紫外線による色素の劣化のメカニズム
紫外線が色あせの主要な原因であることは広く知られていますが、その具体的なメカニズムはより複雑です。
外壁の色を形成する顔料は、紫外線によってその化学構造が破壊されることで劣化します。
紫外線は、顔料を構成する原子間の結合を弱め、最終的に色素の褪色や変色を引き起こします。
この過程は、特に日当たりが良い場所や、太陽の光に長時間晒される南側の壁で顕著に現れるので注意しましょう。
*紫外線の強度と色あせの関係
紫外線の強度は季節や時間帯、地理的条件によって異なります。
強烈な夏の日差しや近くに反射する大きな水面や建物がある場所では、紫外線の強度が増し、これが外壁の色あせを早める要因の1つです。
このような環境では、紫外線に特に強い塗料や色の選択がさらに重要なポイントです。
*色素の種類と紫外線への耐性
顔料の種類によっても、紫外線への耐性は異なります。
例えば、一部の有機顔料は紫外線に弱い傾向がありますが、無機顔料や特定の種類の有機顔料はより耐久性があります。
また、紫外線に強い色は通常、明るい色調のものが多いです。
白やベージュ系の色は、紫外線による影響を受けにくいことが知られています。
これらの色は、顔料自体の安定性が高く、紫外線による影響を受けにくい性質を持っています。
□塗料選びをして色持ちを最大化する!
色あせに強い塗料の選び方は、外壁の長期的な美観維持に欠かせません。
塗料選びの際には、下記の4点に注目して塗料を選びましょう。
1:耐久性の高い塗料を選ぶ
耐用年数の長い塗料は、紫外線に対する耐性が高く、色あせにくい特性があります。
フッ素塗料や無機塗料は特に耐久性が高いとされています。
2:ラジカル制御塗料の利用
ラジカル制御塗料は、紫外線によって引き起こされる塗膜の劣化を抑制する能力があります。
これにより、色あせの進行を遅らせる効果が期待できます。
3:光触媒塗料の活用
光触媒塗料は、紫外線を利用して汚れを分解して雨で洗い流せるため、汚れが色あせの原因となるのを防ぎます。
4:艶あり塗料の選択
艶のある塗料は、一般的に艶消し塗料に比べて耐久性が高く、色あせに強い傾向にあります。
美観の維持を重視する場合は、艶あり塗料が推奨されます。
□まとめ
外壁の色あせを防ぐためには、紫外線に強い色を選ぶことと、適切な塗料を選ぶことが重要です。
紫外線に強い色は色あせにくく、ラジカル制御塗料や耐久性の高い塗料を選ぶことで、外壁の美観を長期間維持できます。
ご紹介したポイントを参考に、紫外線に耐えうる外壁に仕上げましょう。
自社足場によって中間コストを省いた当社は、低コスト高品質が自慢です。
また、倉庫・工場・マンション・アパートなどの大規模修繕にも対応しているためご自宅以外もお任せください。