外壁劣化診断士が用いる外壁劣化の初期兆候とその対策をご紹介!
2024.05.18 (Sat) 更新
外壁の状態を長期間にわたり維持することは、不動産価値を高め、メンテナンスコストを削減する上で非常に重要です。
今回は、外壁劣化の初期兆候をいち早く見極めるための方法と、それに基づく対処法をご紹介します。
□外壁劣化診断士が用いる外壁劣化の初期兆候とその対策
外壁劣化の初期兆候を見極めることは、不動産を長期に渡って保全するための第一歩です。
ここでは、外壁劣化診断士が指摘する外壁の劣化の初期サインとその基本的な対策を紹介します。
1:苔やカビの発生
苔やカビは、外壁に水分が長く留まることで発生します。
これらの発生を確認したら、外壁の清掃とともに、原因となる雨水の排水状態の改善を図ります。
2:クラックの発見
クラックは、建物の構造的な問題を示す重要なサインです。
発見次第、クラックの深さや長さを評価し、専門業者による補修を検討してください。
3:チョーキング現象
外壁が白く粉を吹いたようになるチョーキングは、塗料の劣化を示します。
この現象が見られた場合は、外壁塗装の更新が必要です。
4:塗装の剥離
塗装の剥離は、外壁の保護層が失われていることを意味し、これを放置すると内部への水の浸入が進行します。
剥離が進んでいる場合は、早急に塗り替えを行います。
5:タイルの浮き
タイルの浮きや剥がれは、下地の劣化が原因です。
早めの修復が必要です。
6:シーリング材の劣化
シーリング材の劣化は、外壁の隙間から水が浸入する原因となります。
見た目での劣化が確認できたら、シーリングの打ち替えを行います。
以上の兆候を確認し、それに対応することで、建物の寿命を延ばし、将来的な大規模な修繕を回避することが可能です。
□建物が劣化する主な原因とその影響
建物の外壁が劣化する主要な原因を理解することで、それを防ぐための対策が立てやすくなります。
ここでは、建物を劣化させる三大要因と、その影響を掘り下げてみましょう。
1:気象条件
激しい雨風や温度変化は、外壁材の劣化を加速します。
定期的な点検と、気象条件に応じたメンテナンスが劣化を防ぐ鍵です。
2:大気汚染
工業地域や都市部では、大気汚染による化学物質が建材を腐食させることがあります。
これを軽減するためには、外壁を定期的に清掃し、適切な塗料で保護することが推奨されます。
3:不適切なメンテナンス
間違った清掃方法や、不適切な材料の使用は、外壁の劣化を早めます。
メンテナンスは専門の業者に依頼することで、適切な方法で行うことが大切です。
これらの要因を適切に管理することで、建物の美観と機能を長期間保てます。
□まとめ
外壁の劣化は避けられない現象ですが、初期の兆候を見逃さず、原因を正確に把握し対策を講じることで、建物の寿命を大幅に延ばすことが可能です。
今回紹介した劣化のサインと対策を参考に、定期的なメンテナンスを心がけましょう。
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