手すり塗装は必要?手すりの塗装手順も解説!
2024.06.22 (Sat) 更新
ベランダの手すり、塗装すべきか悩んでいませんか。
長年風雨にさらされ、色あせたり、サビが出てきたり、見た目が気になるようなベランダの手すり。
塗装の必要性を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ベランダの手すりの塗装の必要性、素材別の塗装の可否、そして塗装の手順を解説していきます。
自宅でベランダの手すり塗装に挑戦したい方の参考になれば幸いです。
Contents
□ベランダの手すりを塗装する必要があるのか?
ベランダの手すりは、常に風雨にさらされているため、素材によっては塗装が必要になります。
塗装が必要な素材、不要な素材をそれぞれ詳しく見ていきましょう。
*塗装したほうがよいケース
1:鉄鋳物
鉄鋳物は丈夫で耐久性が高い反面、塗装しないとサビやすいという特徴があります。
そのため、鉄鋳物のベランダ手すりは、外壁塗装の塗り替えと同時に塗装するのがおすすめです。
塗装が剥がれてしまうと、そこから雨水が侵入し、サビや腐食が発生する原因となります。
2:彩木
彩木は、アルミの芯材を硬質発泡ウレタン樹脂で覆った建材です。
天然木のような見た目に加え、耐久性が高く、腐食しにくいのが特徴です。
しかし、ウレタン樹脂の表面は塗装されているため、定期的な塗り替えが必要です。
*塗装が不要なケース
1:アルミ素材
アルミは、軽くてサビや腐食に強いことから、ベランダの手すりに多く使われています。
しかし、塗装をしても剥がれやすいという性質があるため、基本的に塗装は行いません。
経年劣化が気になる場合は、交換を検討しましょう。
2:ステンレス素材
ステンレスも、アルミと同様に、腐食に強い素材です。
そのため、塗装の必要はありません。
ただし、汚れが気になる場合は、中性洗剤などで丁寧に洗浄しましょう。
□ベランダ手すり塗装の正しい手順
ベランダの手すりを塗装する際には、正しい手順で作業を進めることが大切です。
ここでは、養生から下塗り、上塗りまでの手順を解説していきます。
1:養生
まずは、手すり以外の場所に塗料が付着しないよう、しっかりと養生を行います。
マスキングテープで手すり周囲を覆い、ビニールシートなどを敷いて、塗料が飛び散るのを防ぎましょう。
2:下地調整
塗装の仕上がりに大きく影響する下地調整は、丁寧に時間をかけて行いましょう。
3:ケレン作業
手すり表面の汚れやサビを落とす作業です。
研磨剤入りの洗剤などで、丁寧に拭き取ります。
サビがひどい場合は、ワイヤーブラシやサンドペーパーを使って、完全に落としましょう。
4:目荒らし
サンドペーパーで手すり表面を研磨し、塗料の密着性を高めます。
塗料が剥がれやすい箇所なので、特に丁寧に研磨しましょう。
5:下塗り
下塗りには、プライマーまたは錆止め塗料を使用します。
プライマーは、上塗りとの密着性を高める役割があり、錆止め塗料は、鉄部の錆を抑制する役割があります。
素材や状態に合わせて適切な塗料を選びましょう。
6:上塗り
上塗りは、中塗り、上塗りの2回塗りを行います。
中塗り、上塗りともに、塗料が完全に乾燥してから次の工程に進みましょう。
乾燥時間は、気温や湿度によって異なりますので、塗料の説明書をよく確認してください。
刷毛やローラー、スプレーなど、使いやすい方法で塗装を行いましょう。
ベランダの手すりの上塗りには、弱溶剤2液型アクリルシリコン系塗料がおすすめです。
□まとめ
ベランダの手すりの塗装は、素材や状態によって必要かどうか判断する必要があります。
鉄鋳物や彩木など、塗装が必要な素材は、適切な塗料を選び、正しい手順で塗装を行うことが大切です。
一方、アルミやステンレスなど、塗装が不要な素材は、適切な洗浄方法でメンテナンスを行いましょう。
この記事が、ベランダの手すりの塗装について、少しでも参考になれば幸いです。
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