マンションの大規模修繕は何年ごと?周期の理由と費用を抑える方法
2024.10.18 (Fri) 更新
マンションに住んでいる、またはこれから購入しようと考えている方は、将来の修繕費用について不安を感じているかもしれません。
特に、マンションの大規模修繕は、高額な費用がかかるため、その周期や費用を抑える方法について知りたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、日立市周辺で外壁塗装を考えている方に向けて、マンションの大規模修繕が何年ごとに行われるのか、その理由と費用を抑えるための方法について解説していきます。
Contents
□マンション大規模修繕は何年ごと?
マンションの大規模修繕は、12年ごとに行うのが一般的です。
しかし、なぜ12年なのでしょうか。実は、明確な根拠はなく、複数の要因が複合的に作用していると考えられています。
1: 国土交通省のガイドライン
国土交通省は、「長期修繕計画作成ガイドライン」を公開しており、マンションの大規模修繕をどのように進めていくのかを定めています。
このガイドラインでは、計画期間を30年以上とし、大規模修繕工事を2回以上含めるように推奨しています。
2: 特定建築物定期調査
特定建築物定期調査は、建築基準法に基づき、一定規模以上の建築物に対して行われる定期的な調査です。
竣工・外壁改修後10年を経た建築物は、10年を超えた最初の調査の際に全面打診等による調査を行うことが義務付けられています。
3: 塗料の寿命
マンションの外壁に使用される塗料は、紫外線や雨風などの影響を受け、経年劣化します。
一般的に、塗料の寿命は8~10年程度と言われています。
そのため、塗料の劣化を防ぎ、建物の美観を維持するためにも、12年周期での大規模修繕が推奨されるのです。
□大規模修繕費用を抑えるには?
マンションの大規模修繕費用は、数百万円から数千万円にも上ることがあります。
高額な費用を抑えるためには、以下のポイントを意識することが重要です。
1: 修繕計画の適切な策定
大規模修繕費用を抑えるためには、事前に適切な修繕計画を策定することが重要です。
修繕計画では、建物の劣化状況や必要な修繕内容を具体的に把握し、適切な時期に修繕を行うように計画します。
2: 修繕費用の積立金管理
マンションの管理組合は、大規模修繕費用に備えて、修繕積立金を積み立てています。
積立金の管理を適切に行い、必要時に十分な資金が確保できるようにしておくことが重要です。
3: 早期発見・早期修繕
小さな傷や劣化は、放置すると大きな問題に発展する可能性があります。
定期的な点検を行い、早期に発見し、早期に修繕を行うことで、大規模な修繕費用を抑えられます。
4: 管理組合との連携
マンションの大規模修繕は、管理組合と住民との協力が不可欠です。
管理組合と密接に連携し、情報共有や意見交換を行うことで、よりスムーズかつ費用を抑えた修繕を進められます。
□まとめ
マンションの大規模修繕は、12年ごとに行うのが一般的ですが、その理由は国土交通省のガイドライン、特定建築物定期調査、塗料の寿命など、複数の要因が関係しています。
大規模修繕費用を抑えるためには、修繕計画を適切に立て、適切な時期に修繕を行うことが重要です。
当社は施工後のアフターフォローを徹底しておりますので、大規模修繕を計画している方はぜひご相談くださいね。