マンションの大規模修繕における外壁塗装の目的と工事内容を解説
2024.11.08 (Fri) 更新
マンションに住んでいる方で、そろそろ大規模修繕の時期が近づいてきた方は多いでしょう。
「外壁塗装って、どんな意味があるの。」
「具体的な工事内容って、どんなことをするんだろう。」
そんな疑問をお持ちの方、日立市周辺で大規模修繕を考えている方に向けて、マンションの大規模修繕における外壁塗装の目的と工事内容を解説していきます。
Contents
□外壁塗装はマンションの寿命を左右する
マンションの大規模修繕における外壁塗装は、単なる見た目の美しさだけでなく、マンションの寿命を左右する重要な要素です。
1: 機能の回復・維持
外壁は、マンションの躯体を紫外線や雨水から守る大切な役割を担っています。
塗装が劣化すると、コンクリートが直接紫外線や雨水に晒され、中性化が進んでしまいます。
中性化とは、コンクリート中のアルカリ成分が雨水に溶け出すことで、鉄筋がサビて膨張する現象です。
サビの膨張は、コンクリートのひび割れや剥落を引き起こし、マンション全体の強度を弱めてしまいます。
2: 美観の向上
外壁塗装は、マンションの外観を美しく保つ役割も担っています。
塗装が剥がれたり、ひび割れが生じたりすると、マンション全体の印象が悪くなり、資産価値が下がってしまいます。
また、美観を維持することで、住む人の満足度を高め、賃貸の場合は入居率向上にもつながります。
□大規模修繕工事の内容を解説
それでは、大規模修繕工事における外壁塗装を含む具体的な工事内容を見ていきましょう。
1: 仮設工事
仮設工事は、大規模修繕工事を行うために必要な足場や作業スペースを確保する工事です。
足場を組み、周囲をメッシュシートで覆うことで、塗料の飛散や資材の落下を防ぎ、安全な作業環境を確保します。
2: 下地・タイル補修
下地補修は、外壁のひび割れや剥がれを補修する工事です。
ひび割れの原因を突き止め、適切な補修方法でしっかりと補修することで、外壁の強度を回復させます。
3: シーリング工事
シーリング工事は、外壁の目地部分にシーリング材を充填し、雨水や風の侵入を防ぐ工事です。
シーリング材は、経年劣化により硬化したり、ひび割れたりするため、定期的な交換が必要です。
4: 塗装工事(外壁・鉄部)
塗装工事は、外壁や鉄部に新しい塗料を塗布する工事です。
塗料の種類や塗り方によって、耐久性や美観が大きく変わります。
5: 防水工事
防水工事は、屋上やベランダなどの防水層を補修する工事です。
防水層が劣化すると、雨水が建物内部に侵入し、漏水や腐食の原因となります。
□まとめ
マンションの大規模修繕における外壁塗装は、機能の回復・維持と美観の向上という重要な役割を担っています。
外壁の劣化は、マンション全体の寿命を縮める可能性があるため、適切な時期に適切な工事を行うことが大切です。
当社は施工後のアフターフォローを徹底しておりますので、大規模修繕を計画している方はぜひご相談くださいね。