外壁サイディングの耐用年数と劣化サイン|適切なメンテナンスで寿命を延ばそう
2024.11.26 (Tue) 更新
マイホームを長く快適に保ちたい、そんなみなさんは、住まいの維持管理にも積極的に取り組んでいることと思います。
特に外壁は、家の顔として重要な役割を担い、見た目の美観だけでなく、家の寿命にも大きく影響します。
外壁材の中でも人気が高いサイディングですが、その耐用年数や劣化サイン、適切なメンテナンス方法について、みなさんはどのくらい知っていますか。
今回は、サイディング外壁の耐用年数と種類別の寿命、劣化サインの見分け方、適切なメンテナンス時期や方法について詳しく解説します。
Contents
サイディング外壁の耐用年数と種類別の寿命
サイディング外壁は、その種類によって耐用年数が大きく異なります。
適切なメンテナンスを行うことで寿命を延ばすことは可能ですが、種類ごとの特徴や劣化しやすいポイントを理解しておくことが大切です。
1: 窯業系サイディング
窯業系サイディングは、セメントに木質繊維を混ぜて成型した、最も一般的なサイディングです。
耐火性、耐震性、耐風圧性に優れ、デザインも豊富で人気があります。
耐用年数は約30~40年とされていますが、経年劣化により撥水性が低下すると、カビやコケが発生しやすくなり、寿命が短くなってしまうことも。
定期的なメンテナンスが不可欠です。
2: 金属系サイディング
金属系サイディングは、鉄をガルバリウム鋼板やアルミ、スチール、亜鉛などでコーティングした外壁材です。
軽量で耐震性に優れ、断熱性も高いことから、近年注目されています。
耐用年数は約30~40年とされていますが、窓などの接合部のシーリング材の劣化や、塗装面のチョーキング現象など、経年劣化によるトラブルが発生しやすい点は注意が必要です。
定期的なメンテナンスが重要です。
3: 木質系サイディング
木質系サイディングは、天然の木材を材料とした、自然な風合いが魅力の外壁材です。
断熱性が高い一方、吸水性が高いため、他のサイディングに比べて劣化しやすく、耐用年数は約15~30年と短めです。
雨風による影響を受けやすく、定期的なメンテナンスが必要です。
4: 樹脂系サイディング
樹脂系サイディングは、近年人気が高まっている新しいタイプのサイディングです。
耐久性、耐水性、耐候性に優れ、メンテナンスの必要性が低いことが特徴です。
耐用年数は約30~40年とされていますが、まだ普及期間が短いため、長期的な耐久性については未知数です。
外壁サイディングの劣化サインを見逃さない!
サイディング外壁の劣化サインは、放置すると雨漏りや外壁の剥がれなど、深刻な問題につながる可能性があります。
早期に劣化サインを見つけることが、住まいの安全を守る上で重要です。
1: サイディングの表面の劣化
・ひび割れや剥がれ
サイディングの表面にひび割れや剥がれが見られる場合は、経年劣化や地震などの影響が考えられます。
・チョーキング現象
サイディングの表面が白く粉を吹くように剥離している状態です。
塗装の劣化が原因で、防水効果が低下し、雨漏りなどのリスクが高まります。
・色褪せ
紫外線や雨風による影響で、サイディングの色が褪せて、見た目が悪くなっています。
・カビやコケの発生
サイディングの表面に黒や緑の斑点が見られる場合は、カビやコケが発生しています。
湿気や汚れが原因で、見た目が悪くなるだけでなく、建物の腐食を進める原因にもなります。
2: シーリング材の劣化
・シーリング材のひび割れや剥がれ
サイディングと窓枠、外壁と屋根などの接合部にあるシーリング材が、経年劣化によってひび割れや剥がれを起こしている状態です。
・シーリング材の変色
シーリング材が変色している場合は、劣化が進んでいるサインです。
3: サイディングの内部の劣化
・サイディングの内部に湿気や腐食が見られる場合
サイディングの内部に湿気や腐食が見られる場合は、雨漏りや外壁の腐食が考えられます。
・サイディングの裏側に断熱材の劣化が見られる場合
断熱材の劣化は、外壁の断熱性能を低下させ、冷暖房効率の悪化や結露の原因になります。
まとめ
サイディング外壁の耐用年数は、種類によって異なり、適切なメンテナンスを行うことで寿命を延ばすことができます。
定期的な点検を行い、劣化サインを早期に発見することが大切です。
劣化サインを見逃すと、雨漏りや外壁の剥がれなど、深刻な問題につながる可能性があります。
早めのメンテナンスで、住まいを長く快適に保ちましょう。
当社は戸建ての外壁塗装はもちろん、倉庫・工場・マンション・アパートなどの大規模修繕にも対応しております。
日立市周辺で外壁塗装や大規模修繕をお考えの方は、お気軽にご相談ください。