外壁タイル光触媒で美しい家を守る!選び方とメリット・デメリット
2024.12.22 (Sun) 更新
美しい外観は、家の価値を高める重要な要素です。
新築住宅の外壁選びは、デザイン性だけでなく、耐久性やメンテナンス性も考慮しなければなりません。
そこで注目したいのが、「光触媒タイル外壁」です。
今回は、光触媒タイル外壁の特徴、メリット・デメリット、選び方のポイントを解説します。
Contents
外壁タイル光触媒とは何か・その魅力
光触媒のメカニズムとセルフクリーニング効果
光触媒とは、特定の物質(主に酸化チタン)に光が当たると、その表面で化学反応を起こし、汚れを分解する性質のことです。
外壁タイルに光触媒がコーティングされていると、太陽光が当たると、光触媒が活性化し、空気中の水分と反応して活性酸素を生成します。
この活性酸素が、汚れの有機物を分解し、親水性(水をはじきにくい性質)を高めます。
親水性が高まると、雨水がタイル表面に広がり、汚れを洗い流す効果が期待できます。
これが光触媒タイル外壁のセルフクリーニング効果です。
外壁タイルに光触媒を採用するメリット
光触媒タイル外壁の最大のメリットは、そのセルフクリーニング効果による省メンテナンスです。
従来の外壁材と比較して、汚れが付きにくく、汚れが落ちやすいことから、定期的な洗浄や塗装などのメンテナンス費用を抑えることができます。
また、美観を長く保つことができるため、家の資産価値を維持向上にも貢献します。
さらに、光触媒は空気中の有害物質を分解する効果も期待されており、環境にも優しい素材として注目されています。
光触媒タイル外壁の種類と特徴
1:パナソニックホームズの「キラテック」
豊富な色柄バリエーションと高いデザイン性を誇ります。
EXスクエア、LSスクエア、LBボーダーなど、様々なデザインから選択可能です。
高い耐久性とセルフクリーニング効果を両立させている点が特徴です。
2:TOTOの「ハイドロテクト」
高い親水性と汚れ分解力を持ち、特に白い外壁でその効果を発揮します。
雨で汚れが落ちやすく、美しさを長く保つことができます。
シーリング材や施工方法にも配慮することで、セルフクリーニング効果を最大限に発揮できるよう設計されています。
光触媒タイル外壁を選ぶ際の注意点とデメリット
光触媒の効果の限界と適切なメンテナンス
光触媒タイル外壁は、セルフクリーニング効果が高いとはいえ、万能ではありません。
強い酸性やアルカリ性の汚れ、こけ、鳥の糞、樹液など、光触媒の分解能力を超える汚れは、完全に除去できない場合があります。
また、雨水がかからない部分(軒下など)では、セルフクリーニング効果は期待できません。
そのため、定期的な清掃は必要です。
高圧洗浄機などを使用する際は、タイルの表面を傷つけないよう注意が必要です。
光触媒タイル外壁の費用と耐久性
光触媒タイル外壁は、一般的な外壁材と比較して、初期費用が高くなる傾向があります。
しかし、長期的な視点で見ると、メンテナンス費用を抑えることができるため、トータルコストはそれほど高くない場合もあります。
耐久性については、タイル自体が高い耐久性を持ち、光触媒層も長期間効果が持続するように設計されています。
パナソニックのキラテックは紫外線に対して60年相当の設計耐用年数基準をクリアしています。
ただし、使用環境やメンテナンス状況によって、耐久性は変化します。
まとめ
光触媒タイル外壁は、美しい外観と省メンテナンス性を両立した魅力的な外壁材です。
セルフクリーニング効果により、長期間にわたって美しい状態を保つことができ、メンテナンス費用を抑えることができます。
しかし、光触媒の効果には限界があり、定期的な清掃は必要です。
また、初期費用が高くなる可能性がある点も考慮する必要があります。
新築住宅の外壁材を選ぶ際には、デザイン性、耐久性、メンテナンス性、費用などを総合的に検討し、ご自身のライフスタイルや予算に合った最適な外壁材を選択することが大切です。
光触媒タイル外壁が、皆様の理想のマイホームを実現する一助となれば幸いです。
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