外壁と屋根の色の組み合わせとは?成功の秘訣を解説
2025.05.04 (Sun) 更新
戸建て住宅の外壁と屋根の色選び、迷っていませんか?せっかくの新築、あるいはリフォーム。
外観の色は、家の印象を大きく左右します。
失敗しないためには、色の組み合わせの基本を理解することが大切です。
今回は、外壁と屋根の色選びで失敗しないためのポイントや、おすすめの組み合わせについて、分かりやすく解説します。
Contents
外壁屋根の色組み合わせの基本知識
色の基本と配色ルール
色の基本は、大きく分けて「色相」「明度」「彩度」の3要素があります。
色相は色の種類(赤、青、緑など)、明度は色の明るさ、彩度は色の鮮やかさを表します。
配色ルールは様々ありますが、基本的には、色相環で隣り合う色(類似色)や、反対側に位置する色(補色)を組み合わせることで、調和のとれた配色を作ることができます。
類似色は落ち着いた印象に、補色はメリハリのある印象になります。
外壁と屋根の面積比率を考える
外壁と屋根の面積比率は、全体のバランスに大きく影響します。
一般的には、外壁を70%、屋根を25%、窓枠などを5%程度にする「色の黄金比」が、バランスの良い配色を作る目安となります。
ただし、家の形状やデザインによって、この比率は変化します。
屋根の面積が大きい場合は、屋根の色をメインカラーとして、外壁をベースカラーにするなど、調整が必要です。
窓サッシの色との調和
窓サッシの色は、外壁や屋根の色と調和させることが重要です。
窓サッシは比較的目立つ部分であるため、外壁や屋根の色とのバランスが悪いと、全体の印象が損なわれてしまう可能性があります。
窓サッシの色を決めたら、それに合う外壁と屋根の色を選ぶようにしましょう。
例えば、白い窓サッシには、淡い色やパステルカラーがよく合います。
近隣との調和を考える
家の外観は、周囲の環境との調和も大切です。
周囲の家と全く異なる色を選ぶと、景観に悪影響を与える可能性があります。
近隣の家の色合いを参考に、あまりにも目立ちすぎない色を選ぶようにしましょう。
地域によっては景観条例が定められている場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
日当たりによる色の見え方の変化に注意
色の見え方は、日当たりによって大きく変化します。
日当たりの良い場所と日陰になる場所では、同じ色でも見え方が異なります。
そのため、色の選択をする際には、家のどの部分が日当たりが良いのか、どの部分が日陰になるのかを考慮する必要があります。
また、午前と午後で日当たりが変わる場合もありますので、時間帯による変化も考慮しましょう。
外壁屋根の色組み合わせ 成功のためのポイントと注意点
失敗しやすい色の組み合わせ
・白と黒の組み合わせは、汚れが目立ちやすく、メリハリが強すぎるため、失敗しやすい組み合わせです。
・赤や黄色などの鮮やかな色は、色あせしやすく、周囲の景観と調和しにくい場合があります。
・外壁の色を4色以上使うと、全体の印象が散漫になりがちです。
色の組み合わせを選ぶ上でのコツ
・色の種類を3色程度に絞り込むことで、まとまりのある外観になります。
・色見本は、実際の塗料の色と異なる場合があります。
サンプルなどを確認して、色のイメージを正確に把握しましょう。
・複数の色を組み合わせる場合は、色相環を参考に、類似色や補色を効果的に使用しましょう。
・家の形状やデザイン、周囲の環境などを考慮して、色を選びましょう。
色の種類を絞り込む
外壁と屋根の色を選ぶ際は、色の種類を絞り込むことが大切です。
色の種類が多すぎると、全体の印象がまとまらず、ごちゃごちゃとした印象になってしまいます。
2~3色に絞り込むことで、落ち着いた印象の外観を作ることができます。
色のサンプルと実際の色の違い
色のサンプルは、実際の仕上がりと異なる場合があります。
サンプルは小さな面積でしか確認できませんが、実際の建物では、面積が大きくなることで、色の見え方が変化します。
そのため、色のサンプルだけで判断せずに、実際に塗られた建物を確認したり、シミュレーション画像などを活用して、イメージを確認することをお勧めします。
イメージを膨らませるための方法
・インターネットで、様々な家の外観画像を見て、色の組み合わせを参考にしましょう。
・住宅展示場などで、実際に塗られた外壁や屋根を見てみましょう。
・専門業者に相談して、アドバイスを受けましょう。
専門家への相談
外壁と屋根の色選びに迷った場合は、専門業者に相談してみましょう。
専門業者は、色の組み合わせに関する知識や経験が豊富です。
家の形状やデザイン、周囲の環境などを考慮して、最適な色の組み合わせを提案してくれます。
まとめ
外壁と屋根の色選びは、家の印象を大きく左右する重要な要素です。
この記事で紹介したポイントを参考に、色の基本や配色ルールを理解し、失敗しない色選びを目指しましょう。
面積比率、窓サッシとの調和、近隣との調和、日当たりによる色の見え方の変化などを考慮し、3色程度の色に絞り込むことで、まとまりのある美しい外観を実現できます。
迷った時は、専門家への相談も有効です。
理想のマイホームを実現するために、最適な色の組み合わせを見つけてください。
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